兵庫県知事選挙絡みの問題で思うことは……。
2024年 12月 06日
今から30年ほど前、まだ会社員をやっていた頃、
大阪の支社に出張してそこの若い社員と二人で顧客のところに行った帰り、
その人が運転する車の中で二人で仕事に関係ない話をいろいろしていた中で
かれがナベツネがどうしたこうしたと怒りを滲ませて話すのです。
当時の私はナベツネの何たるかを知らず、かれの怒りの所以がわかりませんでした。
その青年はその後会社を辞めてしまったし、もう名前も顔も覚えていません。
その後どうしたか不明ですが、今では私も彼の怒りの理由を推測できます。
会社員だった頃、周囲の平均的な社員に比べれば、
結構本を読んでいるし、会社の仕事の範囲外のことについて情報を仕入れているし、
会社人間にならずにひとりの人間としてものを考えている方だ、
などとひそかに自負しているようなところがありました。
ところが、会社が従う義務がある国の新方針に従う気になれずに会社を辞め、
過労死しそうな程の忙しさから解放されて時間ができると、
それまで気がつかず、見えていなかったことが見えてきました。
思いがけないことでした。
実のところは、忙しすぎてまともにものを考えていなかったし、
本を読んでも字面を追っているだけのようなものだったし、
そもそも浮世離れした文学や哲学関係の本を読むことが多かった……。
生活しなければならないのでアルバイト的なことで
最低限のお金を得ていましたが、
数年間はぼーっとしていたように記憶しています。
もう何が何だか分からなくなっていたのです。
そのうち我にかえるとともに、気が楽になりました。
安すぎると思っていた会社員時代の給料の半分以下の収入しかないのに、
それで十分暮らせることが分りました。
しがらみがなくなり、かなり自由にものを考えることができるようになりました。
立場によって世の中の見方がこんなにも変わるものかと思いました。
ただその一方で、しがらみがある立場の人が自由に考えたり動いたりできない事情もまた
自分が当事者だった頃以上に想像できるのです。
今はリアルタイムではほぼ見ないテレビ、
当時はよく見ていました。
新聞についても似たようなものです。
世の中の大半の人は会社か役所に勤めていて、
テレビや新聞はその人たち、及びその家族を
主たる対象として番組や紙面を作っている、
今はそのように感じます。
また、自分たちの利害関係のしがらみのもとに
情報を発信しているということも想像できます。
テレビであれ新聞であれネットであれ、作っているのはいずれも人。
しがらみや利害関係がゼロの人はいない。
比較的自由な立場の今の私もまたそうです。
発信される情報は、公平を目指して発せられたものも含めて、
すべてそういうものであることを弁え、
覚悟しておく必要があると思います。
真偽の区別は大事なこと。
しかし、はっきりと区別できる場合は限られます。
一方の情報を嘘と断ずる側が真実を述べているとは限りません。
意図的に別の嘘を述べているか、
誤解や行きがかりによって真実でないことを述べている可能性があります。
双方に利害がありしがらみがあるのですから、当然です。
私は自分の耳目と頭を信じます。
そして、それが間違っていたら改めますが、
今の私には斎藤知事も立花氏もまともな人物には見えません。
どちらも平気で嘘をつくいかがわしい人物に見えます。
「オールドメディア」なる利権集団と違うことを言っているから正しい?
正しい場合もあるでしょうし、そうでない場合もあるでしょう。
確かに正攻法で進めたら、「メディアスクラム」を崩すことは至難でしょう。
しかし、少なくとも今回の場合、そういうものがあったのかどうかがまず分らない。
かつて小泉純一郎氏が「自民党をぶっ潰す!」と言って
いわば「オールド自民党」を攻撃して国民的人気を得て権力を握り、
日本を売り飛ばす役割を演じました。
いまだに人気が残っているのか、元英雄気取りで国民の前に姿を現すことがあります。
当時私は何も考えず、氏のおかげで多少良い方向に変わるのかもしれない、
ぐらいに思っていました。
今回の兵庫県知事選挙絡みで起こっている騒動をネットで見ながら、
立花氏の発言内容の真偽はともかく、今回のこれを機に、
「オールドメディア」が多少なりともまともになってくれれば、
などと思いますが、期待はできません。
そして、さらに思うのは、もうこの件について関心を持ち、
推移を追うのはやめよう、ということ。
誰に頼まれたわけでもないのに、追うのが馬鹿らしくなってきました。
あとは兵庫県民が判断すること、いずれその結果が分かればそれだけで十分です。。
私も当初はあまり関心をもたなかつたのです。
いつものテレビの大騒ぎだと。
しかし、あんな選挙が蔓延したらと思うといささか気になるのです。
いつものテレビの大騒ぎだと。
しかし、あんな選挙が蔓延したらと思うといささか気になるのです。
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by chronoir2023
| 2024-12-06 00:14
| 政治
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