ラフカディオ・ハーン その7
2024年 10月 31日
先月、『八雲の妻』を読み終わりました。
『八雲の妻 小泉セツの生涯』長谷川洋二、今井書店、2014年
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンのことで確かめたいことがあり、
ネットであれこれ調べていて行き当たったある論文で
この本が典拠として何度もあげられており、
それで興味を引かれて図書館で借りたのでした。
実は私はハーンの書いたものをほとんど読んだことがないのです。
これまでの私の読書パターンからすると、
その人の書いたものからある程度以上の感銘を受け、
その流れでその人自身のことを知りたくなって、
伝記やその人についての解説や評論を読むということになるはずなのですが、
ハーンの場合は、そのパターンから外れています。
思い返してみると、
ずいぶん昔に山田太一脚本のドラマ『日本の面影』を
大変面白く視聴したという下敷きがあり、
昨年、小谷野敦著『日本文化論のインチキ』で
ハーンを大作家のように言う人たちの批判がされていているのを読んで
ハーンへの興味が起こっていたこと、
そして、今年の1月末に近い将来妻の実家がある島根県松江市に引越すことを決めたこと、
今年の前半松江に行き、小泉八雲記念館に行ったこと、
それらが積み重なって閾値を超え、ハーンの著作ではなく、
ハーンの人となりにまず興味を持つようになったのでした。
それで、ハーンを扱った新書本を二冊読み、それをきっかけにして、
このブログに「ラフカディオ・ハーン」<その1>から<その6>までを書きました。
もっと書こうと思いつつ、そこまでで中断していました。
この本を読むと、その新書本二冊よりもさらに面白い。
ハーンとセツ夫人、二人を取り巻く人々について
心引かれる記述多なのです。
新書二冊を読んで多少の知識を得ていたからこそ
この本を面白く読めたということもあろうかと思います。
いずれにせよ、くり返し読むに足ると確信したため、
買って手もとに置きたいと思ったのですが、買えません。
中古はありますが、かなり高価。
いくらなんでもこれでは手が出ません。
来年の秋にNHKでセツ夫人をモデルにした人を主役にした朝ドラが始まるようなので、
それをきっかけに復刊されることを期待して、
とりあえず来年まで待ってみることにしました。
貸出期限が来てしまったので、いったん返したのですが、
数日前にまた借りてきました。
明日以降折を見て、この本の中身を主たるネタにしながら
<その8>以降を書こうと思います。
by chronoir2023
| 2024-10-31 19:52
| 読書
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