ついに墓じまいを始めました


今日は墓じまいの手続きに行ってきました。

私たち夫婦には子供がおらず、引き継ぐ人がいないし、
二人とも自分たちは散骨か焼き切りがいいと思っているので、
いずれは墓じまいをと考えていました。

しかし、昭和30年代に900キロ以上も離れた神奈川県に出てきて
市営墓地内の一画に墓を建て、
今はそこに眠っている両親のことを思うと、
なかなか思い切れず、先延ばしにしていました。

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今や妻も私も60代半ばを過ぎ、いつ自分たちに何があるか分らない。
墓じまいをするならひとり息子の私が元気なうちにするしかない、
そろそろやらないと、と思い始めているときに、
妻の故郷の松江に移り住むことを決めたため、
やっと重い腰を上げる気になりました。

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墓地の管理事務所で3回にわたって手続きをする必要があり、
今日はその2回目。
その市営墓地には有り難いことに合葬墓がありますので、
現在墓に入っている遺骨をそちらに移すことにしました。

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ちなみに、管理料は一体につき3万円ほど。それで永年分です。
その支払いは次回三回目の手続きのときになります。

約束の時間より10分早く着き、
待つ間にふと事務所の窓から外を見たのですが、
しばしその眺めに惹きつけられてしまいました。

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久々に「自然は芸術を模倣する」という逆説的な文言を思い出しました。

墓地の事務所で手続きを恙なく終え、
そこから歩いて数分の石材店に行き、
墓を更地にする工事の契約をしました。

さらにそのあと、そこから役所を目指して15分ほど歩き、
改葬申請の手続きもすませました。

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その役所には初めて行ったのですが、入口に脇に塑像があり、
それを見た途端、ずいぶん前、
自分の足の匂いが気になって嗅ごうとしたら、
足がつってしまって、鼻に全く近づけられずに当惑したという情けない出来事を
思い出してしまいました。

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それはともかく、鳥の糞(?)の痕がかわいそう……。

実は、今日は墓参りもするつもりでいたのですが、
事務所を出た時点で諦め、近日中に出直すことにしました。
墓に行くには事務所から起伏のきつい道を20分ほど歩かねばならず、
この暑さではへばると思ったからです。
下手をすると、墓じまい前に妻か私のどちらか
あるいは両方が墓に入ることになりかねないと自分に言い訳をしました。

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来月の初めには工事が終わり、
合祀墓に遺骨を移すことになります。
10代の頃、不登校になるなどさんざん親に迷惑をかけながら、
これといった親孝行もせず、さらにまた、
子孫を儲けることもしなかった自分のことを
複雑な気持で眺める今日この頃です。

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ちなみに、ここ十数年来、これもまた社会の縮図かと思う出来事に
よく出くわします。

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自分以外に責任を振り分けるつもりは毛頭ないのですが、
私が墓じまいをするに至ったその次第も
社会の縮図かという思いを否定できずにいます。


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by chronoir2023 | 2024-08-07 21:33 | 引っ越し | Comments(0)

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