好き嫌いは面白い
2024年 07月 24日
数か月前に高校の頃からの長年の友人と飲み食いしたときに、
奥さんがモーツァルトの40番が嫌いだと言っているという話をききました。
今でこそあまり聴きませんが、モーツァルトが大好きになった中学生の頃の私にとって、
その曲は、聴けてよかった、生まれてきてよかったと思ってしまうほどの曲でした。
この曲が嫌いだなんて言葉をその頃に耳にしたら、
驚き呆れて絶句したかも知れません。
でも、今は全くそんなことはありません。
それどころか、なんだかとても面白い、と思いました。
なぜ嫌いなのか話を聴いてみたいのですが、
ひとの奥さんですし、呼び出して話をするわけにもいきません。
ちょっと残念です。
独身だった30代の頃に片思いながらとても好きだった女性がいました。
今妻になった人が好きになるまでは、ずっとその人のことを想っていました。
その人は音楽や美術に詳しい人で、話をしていると実に楽しかった。
その人があるとき、ブラームスが嫌いだと言いました。
私は大好きというほどではないですが、結構好きでしたし、今もそうです。
交響曲は4曲とも好んでよく聴きますし、
バイオリン協奏曲、バイオリンソナタ、ピアノ三重奏曲も好きです。
でも、嫌いだという人の気持も想像はできました。
暗い、しつこい、地味、キモい……かどうかはともかく、
好みが違うのは面白いと思ったのはその時が最初でした。
妻と私、共通して好きなものが結構あります。
仲違いもせずにやっていけるのはそのことが大きいようにも思います。
一方、私が好きで妻が好まないものも当然ながらあります。
たとえば、ケネス・ブラナー主演のドラマ、ヴァランダーシリーズ。
私は結構ハマって、くり返し見るだけにとどまらず、
スウェーデン語の原書は読めないので、
英訳本を全巻読んで、再読や再々読をしています。
妻が嫌うのは、暗すぎるから、ということのようです。
私にもその暗さが嫌になることがなくはないのですが、
しかし、その暗さを含めて、私は好きなのです。
人の好き嫌いは面白い。
自分の好きな本や曲が嫌いな人の話を聴きたい、
なんだかやけにそんなことを思うこの頃です。
芸術もそうですが、政治家に対する好みってのもほんとに、よくもあんな人が好きになれるなあと思うことが多いです。
利害でつながっているのならともかく。
利害でつながっているのならともかく。
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佐平次さん、コメントをありがとうございます。
芸術に関しては、自分が好まないものを他人が好んだり自分が好まないものを他人が好んだりしても、実害はなさそうですが、
政治家の場合は、好き嫌いがその人の政策に関わっていて、その政策は場合によって自分の生活に影響してきますから、
面白がってなどいられませんね……。
芸術に関しては、自分が好まないものを他人が好んだり自分が好まないものを他人が好んだりしても、実害はなさそうですが、
政治家の場合は、好き嫌いがその人の政策に関わっていて、その政策は場合によって自分の生活に影響してきますから、
面白がってなどいられませんね……。
by chronoir2023
| 2024-07-24 22:02
| クラシック音楽
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Comments(2)







