TVドラマ『クロサギ』讃 その2


TVドラマ『クロサギ』について、昨日の続きです。

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詐欺の被害者で<吉川氷柱>のお父さん役は船越英一郎。
この人を私は久々に見ました。
二時間ドラマでさんざんいろいろな役を演じてきたのに変な色がついておらず、
主役級のベテラン俳優が脇役を演じたときに見られる臭みもなく、
この人もしっかりとその役に見えました。
つまり、船越英一郎ではなく、実直な元会社員に見えました。

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極悪詐欺師<御木本>を演じるのは坂東彌十郎。この人も初めて知りました。
なかなかの面構え。一度見たら忘れられない顔です。
履き古した草鞋の底みたいな顔、と言ったら失礼かも知れませんが、
まさに余人をもって代えがたいと言いたくなる俳優さんです。

山本耕史も詐欺師<白石陽一>の役で出てきます。
<白石>は、腐った大企業だけをターゲットにします。
妻も私もリアルタイムでTVを見ることはなく、
面白いかも知れない番組を録画しておいて、見始めて面白そうなら見るだけなのですが、
私たちがくり返し見るTVドラマにこの俳優さんが出てくるものがいくつかあり、
そのどれもが、ドラマもこの人もいいので、この人に好感を持っています。
『シェフは名探偵』『絶飯ロード』『昨日何食べた』。いずれも脇役です。

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この人の脇役は絶妙で、目立つのに主役を邪魔しないのです。
そして、この人が出ることによって、ドラマが締まる。しかも明るく締まる。
『絶飯ロード』は、主役は実に地味な人。
山本耕史は華のある人ですから、その主役を食ってしまいそうなのに、
そういうことには全然ならず、しかも、ドラマが確実に面白くなっています。
不思議な人です。
というか、これはもう、名優というしかないでしょう。




大手銀行の幹部で極悪なエリート<宝条兼人>を演じているのは、佐々木蔵之介。
この人が出てくるドラマや映画をいくつか見たことがあるのですが
悪役を演じるのを見るのははじめてです。
この人の生っぽい目つき・顔つきが、こういう役によく合っていて、
ちょっと気の毒に思えてくるほどです。

ドラマが面白かったので、原作の漫画本をまとめ買いしてしまいました。
全20巻を読み終わり、追加で買った『新クロサギ』18巻ももう少しで読み終わるところです。

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「完結編」全4巻も先ほど注文してしまいました。
この漫画、読み出したら面白くて止められないのです。

しかし、TVドラマもそれに全然負けていない。
原作では、甘味喫茶ではなくスナックだし、元締めの側近は面白みのない男性、といった具合に、
TVドラマは原作を随分改変していますが、私はうまく改変していると思います。

何度もくり返し楽しめるTVドラマ、及び、漫画に久々に出会いました!


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by chronoir2023 | 2024-05-01 20:21 | テレビドラマ | Comments(0)

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