藤岡陽子『晴れたらいいね』読了


少し前に藤岡陽子さんの小説をはじめて読みました。
さくらんぼさんのブログで知った『ホイッスル』です。

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不快なところもありましたが、読みごたえがあって面白かった。
読者を不快にするキャラクターを描けるというのも筆力があればこそ。
おかげで、普通の人々のよさがしみじみと感じられました。

同じ著者の別の本も読みたくなって、
図書館の書棚にあった数冊の中から無作為に
『晴れたらいいね』と『きのうのオレンジ』を借りて、
前者は10日ほど前、後者は昨日読み終わりました。

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『晴れたらいいね』は、夜布団に入ってから読み出したら止められず、
そのまま読み続けて、夜明け前に読み終わりました。
後先考えずに読み耽ってしまいました。

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小説としての完成度は高くないと思います。
細部はよく書けていて面白いし、ぐっとくるところが結構あって、
十分に楽しめたし、だからこそ夢中で読んでしまったのですが、
ストーリーの大枠に無理があると思いました。

ありえないことを描いていて、
フィクションですからそのこと自体は構わないのですが、
説得力がなさすぎます。

例えば、TVドラマの『JIN-仁-』。

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これもまたありえないことを描いていますが、
物語の中で一応の理屈はつけています。
『晴れたらいいね』は、理屈が通っていません。

詳細を書くとネタバレになるので、書きませんが、
面白く読んだだけに、多少の不満が残りました。

少々長くなってしまいそうなので、
『きのうのオレンジ』については明日書きます。




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by chronoir2023 | 2024-02-17 20:38 | 読書 | Comments(0)

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