おかしな言葉を広めた罪は……
2024年 01月 15日
PCの中のフォルダやファイルを整理していたら、
図書館本を読んで特に興味を引かれた頁の画像や、
読んでいて気になったことや考えたことを記したメモを収めた
フォルダーがあることを発見。
その中のファイルをいくつか開いて見てみると、
確かに興味深いことばかり。
しかし、そのほとんどを覚えていません、
画像やメモにして残したことも、内容も。
はじめて見るのと殆ど変わらず、
「なるほど」「そうなんだ」「へーぇ」などと思ったりします。
そういう内容だからこそ画像ファイルやメモにしたのに、
そのような行為をしたこと自体を忘れてしまっているのですから、
救いようがありません。
さて、そのようなメモの一つにこうありました。
ファミレス敬語の由来
約20年前ファミレスが増え始めた頃、某大手R社が接客ビデオを制作した。
現在使用されている変な敬語は、全てそのビデオにマニュアル化されていたのだ。
高島俊男『言葉ですが…❾ 芭蕉のガールフレンド』
「ファミレス敬語はマニュアル敬語」p124
図書館より借出2006.6
もう15年以上前のこと。
覚えていません。
店員さんのおかしな言葉遣いにずっと不快な思いをさせられ続けているのに、
こんなことを覚えていないとは!
複雑な気持のまま、昨日その本を
十数年ぶりに再び図書館から借りてきました。
(髙橋俊男、「お言葉ですが…❾ 芭蕉のガールフレンド』文藝春秋、2005年)
確かにこの本の123~126頁にあるエッセイ
「ファミレス敬語はマニュアル敬語」に
店員さんのおかしな言葉遣いのことが書かれていて、
上記で太字にした部分は、高島さんがそのエッセイ中で引用している
2003年5月31日の毎日新聞夕刊に載った長野智子さんのコラム中の文言でした。
高島さんのそのエッセイをあらためて読んでわかったことは、
「~になります」「~からお預かりします」
「~でよろしかったでしょうか」といった
店員が客に対して用いるおかしな言葉は、
1980年代前半にリクルート社が制作した接客ビデオに
由来する、ということ。
もしこれが本当なら、その罪たるや、
1980年代後半に世間を騒がせた
「リクルート事件」における贈賄罪などとは
比べものにならないものに思えてきます。
今や、上記のようなおかしな言葉遣いが蔓延し、
そのような言葉遣いをしない店員さんにたまに出会うと、
ただそれだけのことで、その人が知性溢れる素晴らしい人に
思えてしまうほどなのですから。
思うに、1980年代以降に生まれた人は、
こうしたおかしな言葉遣いを普通に聞いて育っているでしょう。
ならば、もうそれらは、普通の日本語になっていて不思議はありません。
何だか絶望的な気分になります……。
マニュアル敬語というのがあったんですね。
言われたことがありました。
「~でよろしかったでしょうか?」
何か居心地悪くスッキリしない言葉でしたね。
マニュアルになっていたなんて知りませんでした。
昨日忙しかったのでファミレスで夕食をとったのですが、
注文はパネルを見ながらで、
やり方が良くわからず注文終わるまでかなり時間が
かかりました。
あれも嫌だわーーー人件費削減の問題でしょう」か?
言われたことがありました。
「~でよろしかったでしょうか?」
何か居心地悪くスッキリしない言葉でしたね。
マニュアルになっていたなんて知りませんでした。
昨日忙しかったのでファミレスで夕食をとったのですが、
注文はパネルを見ながらで、
やり方が良くわからず注文終わるまでかなり時間が
かかりました。
あれも嫌だわーーー人件費削減の問題でしょう」か?
1
rui-asamiさん、コメントをありがとうございます。
>注文はパネルを見ながら……あれも嫌だわーーー
たまに行くエスニック料理店に去年の6月に何ヶ月ぶりかに行ったら、
画面タッチ注文方式にかわっていて、戸惑いました。
便利でないこともないですが、何とも味気ない。
今後はどの店もそうなっていくのでしょうか。
うらさびしく感じられ、私も嫌です。
>注文はパネルを見ながら……あれも嫌だわーーー
たまに行くエスニック料理店に去年の6月に何ヶ月ぶりかに行ったら、
画面タッチ注文方式にかわっていて、戸惑いました。
便利でないこともないですが、何とも味気ない。
今後はどの店もそうなっていくのでしょうか。
うらさびしく感じられ、私も嫌です。
by chronoir2023
| 2024-01-15 20:02
| 言葉
|
Comments(2)







