私を元気にしてくれる『柔道部物語』


昨夜『柔道部物語』を読み終わりました。
五回目か六回目、もしかしたら七回目です。
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昔から寝つきが悪く、なかなか眠れないときは、
本読んだり、MP3プレーヤーを聞いたりしますが、
疲れ気味の夜は、既読の漫画を選ぶことがあります。
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例えば、『柔道部物語』『寄生獣』『火の鳥』『PLUTO』。
どれも、何度読んでも飽きません。
既読なので、安心して頁を捲ることができます。

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漫画を含め、気に入っている本は、
気に入っているCDや映画と同じで、
くり返し楽しめます。
というか、そういう本を気に入っている本、
つまりは、愛読書というのでしょう。

『柔道部物語』は、十数年前に講談社漫画文庫版全7冊をブクオフで買いました。
店内で見つけ、「昔読んで面白かった、また読みたい」と妻が言うもので。

間もなく妻が一回目を読み終わり、「あ~、面白かった」と言うので、
私もつられて読み始めたのですが、
冒頭3頁を読んだだけで、挫折しました。

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主人公「三五十五」(姓が”さんご”、名前が”じゅうご”です)と
その彼女で、三五とは違う高校に進学した「ひろみ」が、
高校生活第一日目の朝に同じバスに乗り合わせるのですが、
「ひろみ」の髪と顔が私にとってはあんまりで、
それだけでもう、拒否反応が起こってしまったのです。

表紙を見た時点で、主人公のあまりに不自然な眉の太さにも多少の抵抗がありましたが、
「ひろみ」の強烈さは、それとは比較を絶し、私の受容能力を軽々と越えてしまいました。
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その後しばらくは、私にとって積ん読本でした。

ところが、何がきっかけだったのか思い出せないのですが、
なぜか読み始め、エベレストのように高かったはずの
「ひろみ」というハードルをその場の勢いで越えてしまうと、
その後はすいすいと快走し、三夜ほどで、完読してしまいました。
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そして、すっかりこの漫画の愛読者になり、
一、二年に一回は、再読するようになりました。

妻も私も柔道の経験はありません、
妻は高校時代に某運動部に所属していましたが、
私はずっと文化部です。

山下や古賀や野村や谷といったスター選手が現役で活躍していた頃は、
オリンピックの柔道の試合をテレビで楽しんでいましたが、
それより後は全く興味を失っていました。
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それなのに、この漫画は面白い。何度読んでも面白い。
昭和から平成にかけての単純で愛すべき若者たちの物語。
主要登場人物それぞれのキャラが立っていて、
「ひろみ」でさえ、今ではそれなりに魅力的に見えます。
顔と髪が変なのも今ではご愛敬、笑わせてくれるキャラなので、問題なし、です。

この漫画は、私の疲れを癒やし、活力を取り戻させてくれます。

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面白い漫画をお探しの方がいらしたら、
おすすめです。
冒頭の「ひろみ」の姿にドン引きせずに、
ハードルを飛び越え、ぜひ先に進んでください。


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by chronoir2023 | 2023-08-30 19:51 | 読書 | Comments(0)

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