本当のバードウォッチングとは?
2023年 07月 10日

三十年以上前の三十歳前後の頃、バードウォッチングにはまっていました。
当時はクルマを持っていたので、週末には探鳥に出かけ、
写真もずいぶん撮りました。
今考えてみればヘンな話ですが、
きっかけは、Ken Follet の小説 Eye of The Needle でした。
第二次世界大戦中のドイツ軍のスパイが主人公なのですが、
his cover was a bird-watcher ということで、
彼はバードウォッチャーの振りをして動き回ります。
スパイの必需品である双眼鏡を
バードウォッチャーなら携帯していて当然というわけです。
バードウォッチング?
世の中にはそんな趣味もあるのかと興味がわき、
ちょうどはじめてクルマを買ったところだったので、
さっそく双眼鏡と一眼レフカメラ&望遠レンズ、
それから、野鳥図鑑の類を手に入れて、
バードウォッチングを始めました。
それから数年後、当時勤めていた会社の後輩にすすめられて
ベルリッツに数ヶ月だけ通ったのですが、
講師との英語による会話の中で趣味の話になり、
自分の趣味のひとつとしてバードウォッチングをあげたところ、
相手は探るような目つきをして、
それは鳥を見る本当のバードウォッチングかと訊くのです。
その時初めて知ったのですが、
バードウォッチングはガールウォッチングの隠語なのでした。
今、『リーダーズ英和辞典 第3版』のbird-watcherの項を見ると
「《俗》⦅公園などで⦆女の子を眺めて楽しむ人」とあります。
因みに『ジーニアス英和辞典 第5版』にはその意は示されていません。
ベルリッツでそんなことがあって、
ガールウォッチングにも興味をそそられましたが、
実行には及ばず、したがって、自分の趣味に加えるには至りませんでした。
ヘンな趣味(犯罪?)に走らなくてよかったと思う今日この頃です。
